日本が世界に誇る国産飛行艇の展示会と講演会に行ってきました。
福岡出張の後、名古屋への移動の途中で山口県の岩国に寄り道
純国産、海上自衛隊の救難飛行艇「US-2」を紹介するイベント「救難飛行艇の世界」が岩国徴古館で開催されているので、見学に訪問。
ここ岩国は「US-2」が配備されている海上自衛隊 岩国航空基地と米国海兵隊の基地を抱える街
10年ほど前に、米軍基地の見学に来た以来、久しぶりの訪問になります。
自分が訪問した日は岩国市役所にて、日本が世界に誇る国産飛行艇の製造メーカー、新明和工業の副社長さんの講演がありました。
石丸寛二副社長は、新明和工業でUS-2の開発主任をしていた経歴があり、旧海軍の「二式飛行艇」やゼロ戦に続く傑作戦闘機と言われていた「紫電改」などを紹介。
戦前から国防を担ってきた、脈々と受け継がれている開発者魂に触れる事がきました。
救難飛行艇「US2」は波高3メートルの外洋での離着水が可能な、世界唯一のスペックを持つ機体。
今まで何千人もの遭難者を救助しているそうです。
2018年に小池東京都知事が小笠原を訪問した際にも、この機体を利用していましたね。
空港が無い離島に都知事が限られた旅程でどうやって訪問するのだろうと思っていましたが、海上に離着水出来る飛行艇なら問題ありませんね。
石丸寛二副社長は消防飛行艇の開発を始めたそうです。
海上で大量の水を機内のタンクに乗せて、空からの消火活動。災害の多い日本では今後必須の装備になりそうですね。
サンダーバードの様に世界中の災害地に駆けつけることが出来ると良いですね
イベント「救難飛行艇の世界」は2019年5月12日まで
GWのお休みに足を運んでみてはいかがでしょう?
場所:岩国徴古館
所在地:山口県岩国市横山2丁目7−19
時間:9:00〜17:00
休館日:月曜日(GW期間中は開館)